Googleアナリティクスで滞在時間を知りたい-Googleタグマネージャのタイマー設定で滞在時間を知る方法

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Googleタグマネージャにあるタイマートリガーという機能を使用すると、一定の間隔でイベントで計測することができます。
ページが読み込まれているかどうかはスクロール測定などで測ることも可能です。
ただ、ページ自体のサイズによってはスクロールするほどでもない場合などどこまで読まれているかはわかりにくいものです。
また、動画やじっくりと文章を読んでいる場合など、実際見てはいるものの、スクロールしない可能性もあります。
そこで今回は、ページに30秒滞在した数を取得する方法を例に説明します。
タイマー測定はGoogleアナリティクスではなく、Googleタグマネージャを使用して設定をします。
以下の順番で設定するのがわかりやすいです。
- トリガーを作る
- タグを作る
1.トリガー
1-1.トリガーを作る
左メニューから「トリガー」を選択し、「新規」ボタンをクリックします。
表示された画面の四角のエリア内をクリックします。
表示されたリストから「タイマー」を選択します。
1-2.トリガー設定
上記を参考に入力していきます。
イベント名:任意の名前をつけます
間隔:イベントを発生させるタイミングを数値で指定します。
- 30秒の場合は「30000」を入れます。
- 60秒の場合は「60000」を入れます。
制限:1を入力。
条件:イベントを取得したいページや条件などを入れます。
上記例では、対象サイトすべてのページで取得するという意味になります。
1-3.タイマー測定のためのトリガー完成
30秒、60秒など複数設定したい場合は、上記のように測定したい秒数ごとにトリガーを作成しておきます。
トリガーの設定はここまでです。次にタグの設定を行います。
2.タグ
2-1.タグを作る
左メニューから「タグ」を選択し、「新規」ボタンをクリックします。
わかりやすい名前をつけ、以下のように設定していきます。
ここで設定した内容はGoogleアナリティクスのイベントレポートで確認ができます。
その際に表示される名前の設定になります。
トラッキングタイプ:イベント
- カテゴリ:Googleアナリティクス上のイベントレポート内のイベントカテゴリに表示される名前
- アクション:Googleアナリティクス上のイベントレポート内のイベントアクションに表示される名前
- ラベル:Googleアナリティクス上のイベントレポート内のイベントラベルに表示される名前
非インタラクションヒット:真(もしくは偽)
簡単に言うと、直帰率に影響を与えるかどうか、です。
このページのみにアクセスをして離脱したユーザーは、スクロールしてコンテンツを読み込んでいたとしても直帰したユーザーとなります。
ただ、スクロールなどの操作をした場合はページを読み込んでいるとみなして直帰ユーザーとしたくない場合は「偽」を選択します。
今までどおりのこのページに到達して直帰したユーザーを直帰ユーザーとする場合は「真」を選択します。
真か偽かで直帰率が代わりますので、要注意です。
(わからない場合は「真」にしておくとよいと思います)
3-2.トリガーを指定する
上段のタグ部分が設定できたら、下段のトリガーを指定します。
トリガー範囲をクリックし、表示されたリストから先に作成しておいたトリガー「30秒経過」を選択します
設定するとこのように表示されます。
タグ、トリガーの選択ができたら右上の「保存」ボタンを押して保存をしてください。
3.設定完了
設定はここまでになりますが、設定しただけでは測定できません。
プレビュー確認し、設定が確認できたら「公開」をすれば測定が開始されます。
以上、タイマー測定(30秒滞在カウント、60秒滞在カウント)の設定方法でした。
設定したイベントの数値を確認する「イベントレポート」の見方は以下の記事をご覧ください。
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