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【独自調査結果】モバイルフレンドリーアップデート後4日間の変化まとめ~Google検索上位10ドメインの構成がPC/モバイルで徐々に変化!~(seoClarity社調査・米国時間2015年4月24日時点)

【独自調査結果】モバイルフレンドリーアップデート後4日間の変化まとめ~Google検索上位10ドメインの構成がPC/モバイルで徐々に変化!~(seoClarity社調査・米国時間2015年4月24日時点)

4月21日にGoogleはモバイルフレンドリーアップデート(※1)の展開を開始しました。この変更に伴い、弊社パートナーのseoClarity社がeコマース分野の50,000キーワードに関し、上位10位にランク入りした約60,000ドメインの調査を実施。

適用後4日間のPC/モバイルの順位に関する状況を調べました。今回はその調査結果についてご紹介いたします。

皆様がモバイルフレンドリーについて考える際、今回のレポートがご参考になれば幸いです。

【注】今回の記事内容は、当社と業務提携をしているseoClarity社にて発表した調査内容を翻訳・再編集したものです。

 

本調査結果の要点

1:PCとモバイルの検索結果の差異がアップデート後徐々に拡大!

PCとモバイルで上位10位の検索結果が異なる割合は、4/20(適用前日)66.5%→4/24(適用4日目)73.1%と6.6ポイント増加。ただし現状では想定より大きなものではない。

2:アップデートによる順位変動により、想定流入数に対する影響も見られる
個々のサイトでは、アップデートによる順位変動の影響と見られる想定流入数の増加・減少も発生。

調査概要
PCとモバイルで上位10位に入るドメインが異なる割合の変化について日次調査を行いました。

◆seoClarity社の調査結果
・1日目(4/21):0.3ポイント↑(66.5%→66.8% )
・2日目(4/22):1.7ポイント↑(66.8%→68.5%)
・3日目(4/23):0.5ポイント↓(68.5%→68.0%)
・4日目(4/24):5.1ポイント↑(68.0%→73.1%)

■1日目(4/21)の状況:顕著な変化なし

【図1】1日目(この図は4/18からアップデート実施日の4/21にかけて、GoogleのPC検索とモバイル検索の上位10位の結果を比較したものです)

Googleがモバイルフレンドリーなサイトをはっきりと優遇することを明示した4月21日の発表によって、関係者の緊張は日々高まってきています。様々なブログでもこのアップデートがどう推移するか取り上げられ、大変な騒ぎになっています。

4月21日に展開された際、その反応は様々な要素が入り混じったものでしたが、多くのSEO担当者は“退屈で、前評判ほどでない”と評するようになりました。

データは何を物語るのか?
seoClarityでは、モバイルアルゴリズム更新の前段階からeコマース分野の50,000キーワードと60,000を超えるドメインについて、Googleの上位10位の結果を追跡調査しています。そして、米国時間の4月21日早朝、統計的に顕著な変化が見られているか否か、計測を行いました。

分析結果:顕著な変化なし
今回、なぜ初日に変化が起こらなかったのでしょうか。また、これをどう捉えたらよいのでしょうか?Googleのブログでは、この変更は段階的なものと述べており、ウェブ担当者は当初その変化を確認できませんでした。1日目に大きな変化を確認できなかった理由として、3点指摘をしておきたいと思います。

1.データ取得時間の影響
初期の適用範囲の多くの部分は1日かけて、あるいは私たちが順位分析を行った後で開始された可能性があります。今回4月21日の早朝にデータを取得したため、1日目のデータに影響したことが考えられます。

2.特定セグメントの50,000キーワードのみを対象としたため
今回対象としているeコマースサイトは革新的な技術を積極的に取り入れる場合が多く、他の産業分野に比べて有利な状況で、変化を受けにくい状況があったと考えられます。

3.Googleは徐々に適用を行うため、数日・あるいは数週間変化が現れない
モバイル検索結果はモバイルアルゴリズムアップデートが完全に適用されるまでの間、顕著な変化として現れてこない可能性があります。我々は数か月前から既にGoogleがモバイルフレンドリーサイトを優遇する予定であることを確認しています。今後もGoogleのモバイル検索結果は継続的に変化していくものと考えられます。

■2日目(4/22)の状況:変化が見られはじめる

【図2】2日目:(この図は4/18~4/22の5日間にわたるGoogleのPC検索結果と、Googleのモバイル検索結果について、上位10位にランク入りしたドメインの違いを示しています。4/22のデータは前日に比べ2%弱の変化を示しています。)

今回のモバイルに関するアルゴリズム変更、2日目となる4月22日にはGoogleのPC検索結果と対比して、モバイル検索結果ページの上位10位に変化が見られ始めました。

50,000キーワードの検索上位10位に出てくる60,000ドメインについて、モバイルとデスクトップの検索結果が異なる割合は1.7ポイント増加する状況となりました。

Googleがこの変更を継続している数日から数週間の間、私たちはより大きな変化を目にすることになるでしょう。

■3日目(4/23)の状況:わずかに揺り戻しが発生

【図3】3日目:PCとモバイルの順位が異なる割合はわずかに縮小する結果となりました。50,000のキーワードに対し、4/23には0.5%の調整が見られました。

Googleのモバイルランキング変更から3日目となる4月23日には、 PCとモバイルの順位について、わずかな変化が見られました。

今回分析を行った50,000のキーワードと、それに関連したGoogleのPCとモバイルの検索結果上位10位にランク入りしている60,000ドメインのうち、PCとモバイルの検索結果が異なる割合は0.5ポイントの減少となり、逆方向に推移しました。

全体として“影響がなかった”今回のモバイルフレンドリーアップデートに対して、多くの関係者が「この程度のものなのか?」と不思議に感じている状況です。しかし、我々はこうした都合の良い見方には注意が必要だと考えています。現在大きな変化が見られない理由として、いくつかの潜在的な要因が考えられるためです。

Moz社のピート博士は、上位10位の検索結果に関し、過去8日間にその中に占めるモバイルフレンドリーのサイトの数が明らかに増加している点を指摘しています。現在大きな影響が見られない理由として、各サイトが自サイトへの流入が大幅に減少するリスクを抑えたり、モバイルでの閲覧性を良くしたりといった取り組みを行っていることもその一因だと考えられます。

また、Googleは今回の変更を展開するのに1日以上かかることをすでに明らかにしています。我々が確認している中で、上位にランク入りしているサイトの変化は緩やかで、ほとんど目立たないものでした。

また、我々は個々の順位上昇、順位下降を分析し、それに対するトラフィックの増加・減少の可能性を推定しました。今回調査したドメインのうち、JCpenny.com(米・百貨店)、Zales.com(米・ジュエリー)やBedBathandBeyond.com(米・生活用品販売)などのサイトでは、モバイル検索経由の想定流入数に増加が見られます。下記のBedBathandBeyond.comの表はモバイル検索経由の想定流入数について4月18日と4月22日のデータを比較したもので、7%の増加が見られます。

【図4】今回分析を行った50,000キーワードに関して、BedBathandBeyond.comのようなサイトは順位上昇によって流入の顕著な上昇が見られた可能性があります。

一方OfficeDepot.com(米・文具/オフィス用品)、History.com(米・ケーブルテレビ)、またRottenTomatoes.com(米・映画レビュー)などをはじめとするいくつかのドメインでは、検索による流入数の減少に見舞われた可能性があります。下記の表では、4月18日と4月22日を比較した際に、RottenTomatoes.comの想定検索流入数が5%減少したことを示しています。

【図5】数日間で順位が下降したRottenTomatoes.comのようなサイトは、顕著な流入の減少に見舞われた可能性があります。

繰り返しになりますが、これらの流入数はキーワードの検索回数に基づくもので、実際の流入数を意味するものではありません。

■4日目(4/24)の状況:適用開始日以降最大となる5.1%の変化がみられる

【図6】4日目:4日目には、日次比較で一番大きい5.1%の変動がみられました。Googleのモバイルランキング変更が実施されてから、PCとモバイルの検索結果が異なる割合は合計6.6%の増加となりました。

4月24日朝行われたGoogle+ハングアウトで、Googleのジョン=ミューラー氏はモバイルに関する変更は一部のデータセンターにおいて、実施を完了したと指摘しています。そして、GoogleのモバイルとPCの検索結果において、より大幅な差異が見られ始めています。一晩でこの2つの検索方式で結果が異なるケースは5.1%の増加を見ました。
今回のアップデートの前日、4/20以降の全体の変化は6.6%に及びました。

以上が、上位10位以内にランク入りした、60,000ドメインに関する50,000のキーワードクエリに対する調査結果となります。

皆様のサイトは、今回のアップデートが良い結果につながりましたでしょうか。seoClarity社では今後も調査を継続し、その結果を随時公開する予定です。続報をお楽しみに。

また、弊社ではGoogleの発表により再注目されているスマートフォンSEOのほか、コンテンツマーケティングの取り組み方、コンバージョンを最大化するCROの未来と最新事例をテーマにした大規模なセミナーを5月15日(金)に開催します。

seoClarity社の共同創設者兼チーフアーキテクト ミト・ガンジー氏を始め、海外で活躍する著名人をお招きし、講演を行います。
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また、本コラムに関連したseoClarity社の記事がSEO Japanに掲載されています。
合わせてぜひご覧ください。
SEO Japan関連記事

「モバイルフレンドリーアルゴリズムの重要性」
http://www.seojapan.com/blog/google-mobile-update-analysis

「Googleのモバイルランキング変更へ対処すべきこと」
http://www.seojapan.com/blog/how-to-respond-to-google-mobile-ranking-change

◆調査手法
seoClarity社による本調査の方法は下記の通りです。

▼データ対象
eコマース分野を中心に、下記の形で調査を実施しました。

・50,000キーワード

・60,000ドメイン

・Google上位10位のPC/モバイル検索結果データ

▼データ取得期間

・2015年4月18日~2015年4月24日(米国・中部夏時間)

【出典】
seoClarity社公開記事
「MOBILEGEDDON: HERE IS WHAT’S HAPPENING NOW」
http://www.seoclarity.net/googles-mobile-friendly-update-april-21st-11964/

※1 用語解説【モバイルフレンドリーアップデートとは】
Googleがスマートフォンの検索にのみ導入した、デバイス独自の検索アルゴリズムの更新のこと。デバイス独自のアルゴリズムであるため、PCでの検索結果には影響はない。「スマホ対応」を行っているサイトをランキング上優遇する評価要因を追加している。

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この記事のライター

CroJa 編集部

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