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医療・健康のページ評価方法変更による美容・コスメ系ワードへの影響

医療・健康のページ評価方法変更による美容・コスメ系ワードへの影響

Googleは12月6日に「医療・健康」に関連する日本語の検索結果におけるページ評価方法をアップデートしたと発表しました。これは、医療や健康に関するサイトは医療関係者や専門家など信頼できるサイトを優先的に上位表示するアップデートです。

※Google公式情報:≪Google ウェブマスター向け公式ブログ≫
https://webmaster-ja.googleblog.com/2017/12/for-more-reliable-health-search.html

弊社では、医療・健康以外のキーワードでも変動を観測しており、今回は「美容・コスメ」関連のキーワードとサイトを対象にした調査結果をご紹介します。調査内容は以下の通りです。

≪調査項目≫
(1):変動があった具体的なキーワードはどのような物か?
(2):変動は媒体別でどれだけインパクトがあったのか?

調査(1):変動があった具体的なキーワードはどのような物か?

美容・コスメ系の26ワードを対象に10月1日~12月7日の期間での順位変動幅を調査しました。
図1のグラフが全キーワードの平均変動で、図2のグラフが各キーワードの変動です。

図1. 全キーワードの平均変動幅

縦軸は変動幅です。変動幅とはサイトがどれだけ動いたか表す数値で、例えば5位であれば調査キーワードの上位100サイトの検索順位が平均で5位変動したということです。
※平均なので全てのサイトが変動しているわけではありません。

図2. キーワード毎の平均変動幅

ここ数か月間は変動が激しい期間でしたが、特に12月1日からチャートの動きが大きくなり、大きな変動があったことがわかります。変動が大きいキーワードは、「ニキビ直し方」「脱毛」「吹き出物」など治療に関する物が顕著で特に検索数が多いと変動しやすい傾向があるようでした。

逆に「リップ」や「クリニーク グロス」などの医療に関わらないキーワードや検索数が少ない場合は、変動が先ほどのキーワードと比較すると小さい傾向です。

調査(2):変動は媒体別でどれだけインパクトがあったのか?

Keywordmap(株式会社Core提供) というツールを利用し、サイト毎の上位表示キーワード量の推移を調査しました。傾向は、情報記事サイトの順位が落ち、メーカーや大型ECサイトなど信用があるサイトは維持・上位表示している傾向です。

12月に入ってから上位表示キーワード量が減少したサイト

美容・健康に関する記事サイト

グラフの左の縦軸は上位表示キーワード数、右の縦軸は想定流入数を表しています。また、棒線の色は順位のレンジを表しています。

 

健康・家庭医学に関する記事サイト

 

病気・症状に関する記事サイト

サイトによっては上位表示キーワード数が2/3~1/5まで減少するような大きな影響を受けたことがグラフから読み取れます。

12月に入ってから上位表示キーワード量が増加したサイト

化粧品通販会社(ECサイト)

 

化粧品・健康食品のメーカー(ECサイト)

どちらも12月7日前後で流入数が大きく増えたことがグラフから読み取れます。先ほど記載した「12月に入ってから上位表示キーワード量が減少したサイト」よりも流入数のインパクトが小さいことから、今回のアップデートは、信頼性があるサイトとないサイトの順位を入れ替えるのではなく、信頼性がないサイトの順位を大きく下げる仕様だと推測できます。

まとめ・考察

美容・コスメ業界でも情報記事サイトよりも公式サイトや信頼があるサイトが上位表示しやすくなったようです。まだ変動は続いており、今後もこの動きが強くなる可能性もあります。今後の対策は、記事の正確性と信頼性を向上させるための取組みが必須になります。

ただ、今回順位が大幅に落ちたサイトを確認すると、ユーザーにとって価値がありそうなサイト(情報を綺麗に整理したまとめサイト、リアルな体験談を記載したアフィリエイトサイト、闘病中で奮闘している方のブログなど)も含まれているようでしたので、今後のアップデートではこのようなサイトはユーザーの目に触れるように改善して欲しいと考えています。

この記事のライター

CroJa 編集部

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