【Instagram行動調査】タイムラインvsストーリーズ!閲覧が多いのは?プロモーションはタイムラインとストーリーズどちらが有効?

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弊社のSNSマーケティングDivisionが「Instagramのストーリーズ」をテーマに、
Instagramを「週2.3回以上」利用する方でInstagramのストーリーズを「1ヵ月に1回以上」閲覧している10代~40代の女性に調査を行いました。
【トピックス】
・10代はストーリーズをよく見ている割合が約50%
・ストーリーズは適当に流し見て、気になる投稿のみじっくり見るが約50%
・ストーリーズは「見ているだけでアクションしたことはない」が約50%
・ストーリーズを見たことがきっかけで、商品の購入も検討もしたことはないが約60%
・まとめ
10代はストーリーズをよく見ている割合が約50%
「タイムライン(フォローしている人の投稿)とストーリーズの閲覧時間で、最も当てはまるものは?」の設問では、下記のような結果となりました。
上位より
・タイムラインを見ている時間が断然多い…40%
・どちらかと言うとタイムラインを見ている時間が多い…21.5%
・ストーリーズを見ている時間が断然多い…17.7%
・タイムラインとストーリーズを見ている時間は大体半々くらい…12.1%
・どちらかと言うとストーリーズを見ている時間が多い…8.6%
という結果になりました。
タイムラインの閲覧には劣るものの、約26%がストーリーズを見ている時間の方が多いと回答しました。
では、年代別に比較するとどうでしょうか?全体と各年代を比較してみました。
この結果、年代毎に違いが出ることがわかりました。
特に10代は「ストーリーズを見ている時間が断然多い」が約40%、「どちらかと言うとストーリーズを見ている時間が多い」が約10%で、約半数が「ストーリーの閲覧時間のほうが多い」ということがわかりました。
ストーリーズは適当に流し見て、気になる投稿のみじっくり見るが約40%
「ストーリーズを見る時の行動で、最も当てはまるものは?」の設問では、下記のような結果となりました。
上位より
・タイムラインの上部に出てくるものを順番にじっくり見ていく…39.2%
・タイムラインの上部に出てくるものを適当に流し見て、気になる投稿のみじっくり見る…36.7%
・タイムラインの上部に出てくるものから、気になるアカウントだけを選んで見る…16.5%
・フォローしている中で、特に気になるアカウントのTOPページへ行き、アイコンからストーリーズを見る…5.8%
・フォローしていない中で、気になるアカウントのTOPページへ行き、アイコンからストーリーズを見る…1.8%
という結果になりました。
大半のユーザーが、タイムラインの上部に出てくるアイコンからストーリーズを見ていることがわかりました。
ストーリーズは「見ているだけでアクションしたことはない」が約50%
「ストーリーズを見ている時、どのようなアクションを取ることが多いですか?」の設問では、下記のような結果となりました。
この結果、「見ているだけでアクションしたことはない」ユーザーが約半数ということがわかりました。
では、年代別に比較するとどうでしょうか?全体と各年代を比較してみました。
この結果、年代毎に違いが出ることがわかりました。
10代は「スクリーンショットする」が全体の倍で約30%と突出しています。
「アクションしたことはない」は10代が全体より少なく、30・40代になると全体より多いことがわかりました。
閲覧しているストーリーズの内容にもよりますが、10代は他の年代と比べ何かしらのアクションをとりやすい傾向にあることがわかりました。
ストーリーズを見たことがきっかけで、商品の購入も検討もしたことはないが約60%
「ストーリーズを見たことがきっかけで、商品の購入または購入検討をしたことはありますか?」の設問では、下記のような結果となりました。
この結果、「購入も検討もしたことはない」ユーザーが約60%となりました。
では、年代別に比較するとどうでしょうか?全体と各年代を比較してみました。
年代別で見ても
「購入も検討もしたことはない」ユーザーが約60%前後、40代に至っては約70%となりました。
別記事「【Instagram行動調査】フォローしているアカウントと購入きっかけになるアカウントは年代によって異なる!インフルエンサー選定の重要性とは?」の
「どのような投稿が、購入または購入検討のきっかけになることが多いですか?」の設問結果からもわかる通り、ストーリーズの閲覧が多い10代を見ても、購入のきっかけとなっているのは「タイムライン」であることがわかります。
タイムライン・ストーリーズでの投稿内容による可能性も高いですが、現時点での購入意向の施策にはタイムライン(フィード)投稿が向いていると言えます。
■まとめ
若年層は「スクロール疲れ」が加速し、自動再生されるストーリーズの閲覧の割合がますます多くなることが考えられます。
また、他年代もリテラシーの向上に伴い今後ストーリーズの閲覧が多くなることが想定されることから、ストーリーズで「認知」させる、タイムラインで「購入意向」を引き上げるなど、組み合わせたプロモーション施策を検討することが重要です。
ストーリーズの投稿では、「見ているだけ」のユーザーや「適当に流し見て、気になる投稿のみじっくり見る」ユーザーが多数を占めていることから、いかにして「リーチ」したユーザーの目を引くストーリーズ投稿をし「認知」に繋げることができるかが重要なポイントと言えます。
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■調査概要
調査内容:Instagramのストーリーズに関する調査
調査地域:全国
調査対象者:16歳から49歳の女性
調査方法:インターネット調査
調査機関:スマートフォン特化型リサーチサービス「スマートアンサー」を通じて調査
調査期間:2018年12月25日(火)
有効回答数:555サンプル(10代:138s、20代:139s、30代:139s、40代:139s)
■本調査対象条件(スクリーニング)
・Instagramの利用頻度が「週2.3回以上」:3,828人/7,513人
・「ストーリーズ」の閲覧頻度が「月1回以上」:3,105人/3,828人
・フォローしているアカウント数が「0人」以外:3,063人/3,105人
※3,063人中555人を本調査対象としております
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