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ウィズダム・オブ・クラウド(群衆の知恵)を徹底活用!パート2 「より大きな群衆の知恵」

ウィズダム・オブ・クラウド(群衆の知恵)を徹底活用!パート2 「より大きな群衆の知恵」

seoClarityのキース・グッド氏のウィズダム・オブ・クラウド(群衆の知恵)を活かしたコンテンツマーケティングに関するコラム、今回はパート2をお送りします。今回は、「より大きな群衆の知恵」の活用がテーマです。

前回の記事「ウィズダム・オブ・クラウド(群衆の知恵)を徹底活用! 複数の競合サイトのキーワードから、コンテンツマーケティングを強化する方法 パート1」では、競合のキーワードの広がりをいかに活用 し、自社のコンテンツ戦略を強化していくかについてお話してきました。複数の競合がランク入りしている一方で、自社がランク入りしていないキーワードを見ていくことで、自社が取り切れていない機会について把握することができます。

では、「群衆の知恵」はそれだけなのでしょうか?
もちろん、それだけではありませんので、今回パート2としてお送りしようと思います。

群衆の知恵を見ていくもう一つのアプローチは、競合分析の範囲を超えて、キーワードの周辺に存在する質問やコミュニケーションについて考えていくことです。Googleやその他のサーチエンジンがより洗練されていく中で、ユーザーはサーチエンジンの黎明期から慣らされてきた”検索クエリのような書き方”を余儀なくされるのではなく、自然な言葉を使って質問をすることができるようになりました。

そのため“ランニングシューズ”というクエリを入力する代わりに、ユーザーはGoogle NowやSiriやCortanaなどに話しかけ”トレイルランに最適なシューズは何?”と聞くことができます。

実際にGoogleは検索クエリの背後にはユーザーの「問い」があると想定しており、下記の画像のように、自動的にインスタントアンサーを提供したり、質問の精度を上げるオプションを提供したりしています。

【図】触媒コンバーター(Catalytic converter)の例

そのため、質問項目に焦点を当て、ロングテールのキーワードを探っていくメリットは計り知れません。多くの企業やサイトのキーワードリストよりかなり広い範囲を見ていくことで、ユーザーのニーズに対する適合性(レリバンス)を高め、インスタントアンサーに表示されることにもつながります。

10個のそこそこの内容の回答リストを提供するのでなく、どのようにサーチエクスペリエンスを進化させ、ベストの回答を提供し、コンテンツマーケティングに関する取り組みに役立てていくかについて考えてみましょう。
自社サイトや業界に関するキーワード全体の広がりは、下記のようなものになるでしょう:

ヘッダやボディに競合しているキーワードが含まれているだけでなく、見込み顧客が自社の製品やサービスを見つける際に使っている実際のフレーズをも含んでいることが、より大きな群衆の知恵となるゆえんです。さらに言えば、より大きな群衆の知恵によって、自社のコンテンツマーケティングに対する取り組みを単なるキーワードリストではなく、トピックスに焦点を当てたものとすることができるのです。

群衆の知恵にアクセスする方法

おそらく“どうやってこの情報にアクセスすればよいのだろう?”とお感じになったことでしょう。その際、スケーラブルなアプローチと、手作業によるアプローチの2つのアプローチが取り得ます。
まず手作業によるアプローチについて話していきましょう。群衆の知恵について調べる際の7つのステップからなるプロセスをご紹介します。

1.Q&Aサイト、フォーラム、そして自社にマッチした業界ニュースサイトを見ていく

2.ユーザーがクエリの中で入力しそうなキーフレーズやキーワードを見ていく

3.ステップ1で抽出したQ&Aサイトやフォーラム、業界ニュースサイトでキーワード検索をしてそれぞれの言葉に関する会話のフレーズや質問を集める

4.これらのサイトすべてに関し、質問や会話のフレーズをリストにまとめ、完成させる

5.ソーシャルでのシェア、いいね、またはコメントのスレッドをもとに、優先順位をつける

6.最終的なリストを自社のコンテンツ制作に関する戦略の方向付けに活用する

7.自社の各製品やサービスについて同様のことを行う

大規模サイトに関しては、このプロセスは非常に手間のかかる作業になるかもしれません。(たとえば、ホームデポやコストコのように、何千もの製品を扱っているサイトについて行うことを考えてみてください。)

それでは、スケーラブルなアプローチについて考えてみましょう。コンテンツアイデアというseoClarityが開発した機能があります。この機能は日本のYahoo!知恵袋や教えてgooのようなQ&AサイトにあたるQuora、Stack Overflow、Yahoo!アンサーなど、1,800の情報源 について、各サイトで行われている会話をまとめたもので、前項のステップ1~3に関する機能です。
(※米国版の機能。日本については現在β版を提供中。)

seoClarityのユーザーであれば、単純にキーワードをコンテンツアイデア機能の画面にある検索ボックスに入力し、サイトのリストとキーワードに一致した記事、投稿、質問に関するリストを素早く確認できます。これらの質問はカテゴリ別のリストに追加でき、順位分析機能に取り込んだり、コンテンツライターに即座に作業を割り当てたりすることが可能です。

どの規模のサイトであっても、この機能によって素早く調査を行うことが可能です。

より大きな群衆の知恵にアクセスすることで、コンテンツマーケティングやコンテンツ戦略の担当者はユーザーのニーズに直接応えるコンテンツを作り上げることができます。
キーワードを挿入するといった従来のアプローチを行うのではなく、トピックスについてライティングを行うことにより、ユーザーがどのようなクエリを入力した場合でも、あるいはサーチエンジンに音声で尋ねた場合でも、取りうる最良の答えを提供することが可能になるのです。

この内容は、先日のコラムでもご紹介したURA SEOフレームワークの「レリバンス(適合性)」の部分の基礎になります。

結論
ここまで、自社のキーワードリストを強化する上でどのように競合の順位情報を活用できるのか、そしてそれらのキーワードリストを実際のコミュニケーションやクエリの把握を可能にする適合度の高いコンテンツ戦略にしていくかをいくつか見てきました。
次回、このシリーズの3回目では競合 のリンク状況をいかに把握し、有効な業界内のつながりを築く機会を見出していくかについてお話します。どうぞお楽しみに。


いかがでしたでしょうか?
競合だけでなく、ユーザーが行っているコミュニケーションに着目して調査を行うことで、よりユーザーのニーズに合致したコンテンツを作り上げることができるという視点は、今後ますます重要になってくると思われます。今回の記事が皆様のご参考になれば幸いです。

また、弊社ではseoClarityを活用したSEO施策の強化・サイト改善を積極的にご支援しています。今回取り上げた手法などについてご興味をお持ちの方は、ぜひ弊社までお気軽にご相談ください。

この記事のライター

K.S

K.S

グローバルビジネスディベロップメントオフィス

2014年クロスフィニティ入社
十数年に渡りIT・Webに関わるBtoB
ビジネスのマーケティング・コミュニケーションに従事。
現在はseoClarityの製品担当として、製品のローカライズや導入サポートを推進。
日本のお客様のエンタープライズプラットフォームの導入・活用を支えている。

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