コンテンツマーケティングでユーザーを魅了する手段といえば:魔法?いいえ、AIです

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Smart Insightsによると、マーケティング担当者は毎分約1500のブログ記事を公開しています。
これは驚くようなことではありません。Content Marketing Instituteは、業績を上げている企業では93%の確率でコンテンツマーケティングを採用しているという報告が上がっています。
ところで、コンテンツマーケティング担当者の方はどのように高品質のコンテンツを制作していますか?
どんなコンテンツを公開すると、ユーザーニーズに繋がるかご存知でしょうか?
また「検索エンジンを使えば、簡単に必要な情報を見つけられる」という信頼をどのように醸成すればよいでしょうか?
私は「AIと機械学習に注目してコンテンツマーケティング戦略を推進する」ことをお勧めします。
AIは、トップランクのコンテンツを分析し、その成功理由を理解するのに役立ちます。
またAIの洞察はユーザーの検索意図を明らかにしてくれます。
それにより、カスタマージャーニーのさまざまな段階に沿って、より関連性の高いコンテンツを配信できるのです。
とはいえ、コンテンツマーケティングにはいくつかの課題があります。
この記事では、そのうち重要なものに焦点を当てます。
それはユーザーを引き付けるためにどんなトピックが適切かを見つける方法です。
本題に入る前に、まずコンテンツの基本をおさらいしましょう。
適切なコンテンツをつくる際のギャップとは
ほとんどのコンテンツライターが望むことは単純です。彼らは純粋に働きたいと思っており、「何について書くべきか」をすぐさま知りたいのです。
なぜなら、コンテンツ制作者として執筆に集中したいからです。
ライターの多くは、新しいトピックをどのように調査するかについての洞察は行いません。
コンテンツタイプをどのように定義するかわからない人もいます。
ただし、SEOの観点からは、3つのタイプのコンテンツに焦点を当てる必要があります。
1.トラフィックと需要を一定に保つストックコンテンツ
このタイプは、ユーザーがよく探すトピックについてのコンテンツであることが多いです。
またこれらトピックの検索キーワードは、大きく変化したりしません。
例えば、中古車を探すときに使用する最も可能性の高いキーワードはなんでしょう。
ずばり「中古車」ですよね。他のワードで検索をかけることはほぼないと思います。
もちろん、変形バージョンのワードを使用することもあります。
「中古トヨタ車」、「中古電気自動車」などもありますが、とにかくこれらは「中古車」の関連用語と言ってよいでしょう。
このようなキーワードに基づいて作成したコンテンツは「常緑樹」のコンテンツになります。
つまりキーワードに大きな変化がなく、ユーザーから定期的に見られるコンテンツです。
2.アンサーボックスに出ることが多いのは「課題→解決策」のコンテンツ
このような解決型コンテンツは、今日のデジタルマーケティングの主役になっています。
これらはユーザーの質問に対する回答、指導、新しいスキルの教示などを行います。
3.「今」ユーザーの興味を惹く流行のコンテンツ
瞬間的にトラフィックは上がるものの、短命のトピックと言えます。
これらを最大限活用するには、話題になっていることやモノに関するコンテンツを頻繁に公開することです。
ただし、エンタープライズブランドにとって最も効果的なコンテンツ戦略は次のようなものです。
・第一に、できるだけ多くのストックコンテンツを作成するためのフローを構築すること
・ライターが何人かいれば、同時にアンサーボックスを狙うコンテンツをつくれる
そして会社が十分なリソースを持っていれば、流行のトピックを作成することにも力を割ける
パート1.ストックコンテンツになりうるトピックを見つけるには
ほとんどの企業では、新しいトピックを特定するプロセスはキーワード調査に大きく依存しています。
もちろん、キーワードがトピックに対して適切でない場合を除けば、このやり方は悪くありません。
新しいコンテンツのアイデア構築は、検索クエリの分析に大きく依存しています。
しかし、ほとんどのキーワードツールはこのプロセスを面倒なものにしてしまいます。
分析するには多すぎるターゲットキーワードリストを出力してしまうのです。
その多さのあまり、マーケティング担当者はリストを適宜読み飛ばしてしまい、考慮に値するアイデアを詳しく検討する時間も持てません。
そこでAIの登場です。
トピックエクスプローラなどの機能を備えたseoClarityは、ルートトピックによってキーワードのリストをグループ化します。
先ほど例に出した「中古車」を使って、さらに詳しく調べてみましょう。
トピックエクスプローラで実行すると、さまざまなトピックのアイデアが生まれます。
機能の一例:トピック全体の状況―つまり関連キーワードの数、総検索ボリューム、さらにはキーワードの意図の内訳を評価できます。
これらはほんの一部の機能にすぎません。
関連キーワードのリストを確認して、より具体的なトピックを見つけることができます。
(関連キーワードトピックエクスプローラーレポート)
また、機械学習アルゴリズムはそれらのトピックの背後にある意図を示してくれます。
(キーワード意図を表示したトピックエクスプローラレポート)
そして、これらのキーワードをトピック群に分割して、異なる用語が互いにどのように関連しているかを示します。
上記のようなAIを基盤とした洞察は、コンテンツマーケティング担当者がSEOコンテンツへのアプローチを個々のキーワードからトピック全体にシフトし、関連性の高いコンテンツのアイデアを発見するのに役立ちます。
さらに、関連性を強める機能― ランドスケープビューについても紹介します。
(ランドスケープビューでは、第1レベルと第2レベルのキーワード依存関係が表示されます)
このビジュアルキーワードリサーチツールを使用すると、トピックをさらに分割して、さまざまな情報の相互関係を確認できます。
これは、特に検索ランドスケープの絶対的な優位性を得るために書くべきことを知るために役立ちます。
パート2.アンサーボックスのトピックのリストを作成する方法
次の課題は、どのトピックでアンサーボックスが表示されるかを見つけることです。
従来の方法では、トピックに関する洞察を得るためにライターが何千もの潜在的なキーワードを手動でふるいにかけて、注目のスニペットを含むワードを探す必要があります。
一方、人工知能を利用したプラットフォームを使用する場合は違います。
ほとんどの場合、ライターが求める洞察はすでにデータに埋め込まれているからです。
それを迅速に発見して実行することがライターの課題になります。
たとえば、seoClarityがAnswer Box Opportunity機能を提供するのはそのためです。
コンテンツ作成者はアンサーボックスを表示するトピックのリストを作成し、それらをさらに絞り込んで「勝てるトピック」のリストを作成します。
あとは、注目のスニペットで大きなプレゼンスを獲得するまで、これらのトピックに次々と取り組むだけです。
パート3.トレンドのトピックを特定するには
この話を進める前に強調しておきたいのは、「トレンドのトピックを公開することはコスパの良い投資のように思えるかもしれないが、リソースに余裕がある場合のみお勧めする」ということです。
なぜか?1つには、これは短命のコンテンツだからです。
そのトピックに対するユーザーの関心がなくなる時が寿命です。
そして、たいていのニュースベースの情報に見られるように、彼らの興味は一日もしくはもっと短い期間で失せてしまいます。
ただし、企業がリソースを割り当てられる場合は、AIがトレンドトピックの発見に役立ちます。
コンテンツアイデアと呼ばれるプラットフォーム内の機能によって、グーグルニュースデータが追跡したトップ記事をレビューできます。
ライターは特定のキーワード、アイデア、日付でそれらの結果をフィルタリングできます。
(トップ記事に関するコンテンツアイデアレポート)
ただし、これらの有効期限は短いです。
トレンドトピックの本質は、結局のところ、ユーザーの関心が頻繁に変わるということにあります。
ただし、この機能を毎日使用すれば、即座に新しいアイデアやトピックが得られます。
主なポイント
・コンテンツの作成数が多ければ、ブレークアウトの機会も増える。いくつかの会社はトピックに関連するアイデアを見つけるのに苦労しており、その他もコンテンツを書くのが難しいと感じている
・ありがたいことに、これらには解決策がある。データの分析を助け、時間と労力を注ぐ価値のあるトピックを特定するために、AIと機械学習が助けてくれる
・実際にAIが広く採用されていることを考えると、あなたが人工知能を受け入れることで、事態が改善すると言える
※本記事は弊社と業務提携している米国seoClarity社のブログを翻訳し記載しております。
It’s Not Magic, It’s AI Mesmerize Your Audience With AI in Content Marketing
https://www.seoclarity.net/blog/ai-content-marketing
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