【2020年最新版】目的別に選ぶSEOツール一覧

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SEOツール導入の主な目的
インハウスで自社サイトのSEO対策を行っているご担当者様や、部分的にSEOコンサル会社に依頼しているマーケ担当者様は、下記のようなSEOツールを探しているケースが多いのではないでしょうか。
● 自社・競合サイトの特定キーワードの地域ごとの順位を計測したい
● 特定のキーワードを対策する際にどのような要素をページに含めるべきか知りたい
● 対策すべきポテンシャルキーワードを知りたい
● キーワードの検索ボリュームを知りたい
● SEO観点からのエラーを一覧把握したい
● Googleクローラーの来訪状況を一括把握したい
● 自社・競合サイトのオーガニック経由での流入数を比較したい
● ページスピードを把握したい
● 構造化データが適切に設定できているか知りたい
現在市場に出回っているツールが非常に多いことから、そもそも無料ツールでできる範囲と、有料でなければできない範囲から把握することは非常に手間がかかってしまいますよね。
有料ツールか、無料ツールか
早速ですが上記で一覧化した目的を達成するために、有料ツールが必要なのかを下記にまとめていきます。
目 的 | 無料ツール対応可否 | 備 考 |
自社・競合サイトの特定キーワードの順位を計測したい | 可能 | GRCにて可能 (https://seopro.jp/grc/download) |
自社・競合サイトの特定キーワードの地域ごとの順位を計測したい | 不可能 | 主要キーワードのみGyro-n SEO Labが公開 |
特定のキーワードを対策する際にどのような要素をページに含めるべきか知りたい | 不可能 | 関連キーワードの出力は無料ツールでも可能 |
対策すべきポテンシャルキーワードを知りたい | 一部可能 | 競合サイトの流入キーワード把握のみeMarkの無料版で可能 |
キーワードの検索ボリュームを知りたい | 条件付きで可能 | リスティング広告を出稿しているGoogleアカウントからキーワードプランナーで調査可能 |
SEO観点からのエラーを一覧把握したい | 不可能 | 専用ツールはなく、多機能ツールの一部機能として存在 |
Googleクローラーの来訪状況を一括把握したい | 一部可能 | Google Search Consoleで可能ではあるが、集計が困難 |
自社・競合サイトのオーガニック経由での流入数を比較したい | 一部可能 | 複数の無料ツールの組み合わせにより概算値算出は可能 |
ページスピードを把握したい | 可能 | Page Speed InsightまたはLighthouseで可能 |
構造化データが適切に設定できているか知りたい | 可能 | リッチリザルト対象のアイテムのみリッチリザルトテストで可能 |
いかがでしょうか。
意外にも無料ツールで対応できる範囲が広いと感じる方も多いのではないでしょうか。
無料ツールのデメリット
では基本的に無料ツールを使用して、特定の目的にのみ有料ツールを使えば良いのでは、と考えられる方が多いと思います。
しかし、複数の無料ツールを使用することで生じるデメリットについて下記も参考にしてみてください。
多数の無料ツールを管理することが面倒
恐らく現場でSEOを運用されているご担当者様の中で一番多い悩みがこちらではないでしょうか。
順位分析や流入データ、競合情勢をそれぞれ別ツールでエクスポートして集計し、Excelでまとめて成形して他のマーケ担当者に共有する。
全てデータポータルに対応できていればいいのですが、サードパーティのツールを用いるとAPIでデータ連携することもできず、管理が煩雑になってしまうケースも多いと思います。
ツールの使い方を他メンバーに共有することが面倒
自分では当たり前のようにデータ抽出ができたとしても、他のマーケ担当者を含めたプロセスの仕組み化を行う際に、「当たり前のこと」を全てマニュアル化することは大変です。
一括ダッシュボードでデータが自動更新されるような、ユーザビリティが優れているツールであれば仕組み化にかかるコストも削減できるのではないでしょうか。
無料ツールでもできる機能を有料ツール会社が展開しているのは恐らく上記のようなニーズに対応するためだと思います。
(そもそも無料ツールに課題がなければ同機能の有料ツールは売れませんよね)
有料SEOツールについて
上記課題を解決するために様々なSEOツールが開発されています。
特定の機能に特化したツールもあれば、様々なデータを一括管理・ダッシュボード化する点を強みとするツールもあります。
これまで無料ツールのみを使用されてきたご担当者様にとって有料ツール導入のハードルが高いとは思いますが、案外リーズナブルに利用できるツールもあるのです。
国内で主要なSEOツールについて下記にまとめてみましたので、目的に応じた有料ツールを検討してみてはいかがでしょうか。
主要な有料SEOツール
ツール名 | 主要機能 | 価格 |
Ahrefs | ・自社競合サイトの流入キーワード/想定流入数抽出 ・被リンク分析 ・関連キーワード分析 |
月額$99~ |
Mieruca | ・自社競合の順位状況調査 ・アクセス解析 ・検索意図調査 ・ダッシュボード構築 |
都度見積もり |
Demand Sphere | ・自社競合の順位状況調査 ・サイトクローリング調査 ・SNSオーディエンス分析 ・ダッシュボード構築 |
都度見積もり |
Keyword Map | ・検索意図調査 ・検索キーワード調査 ・順位一括調査 ・広告出稿分析 |
都度見積もり |
seo Clarity | ・自社競合順位状況調査 ・地域ごと順位分析 ・クローリング調査 ・ダッシュボード構築 |
月額¥50,000~ |
価格も機能もそれぞれですね。
それぞれのサイトの目的に合ったツールを導入する際に、上記のような有料ツールも検討してみてはいかがでしょうか。
目的に合致したSEOツールを検討しましょう
どのツールを検討すべきか、と悩んでしまう際には、一度目的に立ち返って検討をすすめることをおすすめします。
ここで設定する目的は、「自社・競合の順位を取得したい」「自社サイトのクロール調査を行いたい」という手段よりも高いレベルのものを推奨します。
ツールを利用する目的例
・狙いたい領域で検索市場を競合他社に奪われていないかをデイリーチェックしたい
・新サイトがオープンしたため、コーディングエラーがないかをチェックしたい
・地域ごとに検索結果が異なるクエリに対して、平均順位の低い特定の地域がないか把握したい
(特定の地域で競合サイトにシェアを奪われていないかを把握したい)
・CV拡大のためにどのキーワード対策を行うべきかプランニングしたい
・日々の順位や流入数、CV数報告を社内で仕組み化したい
ここの目的まで立ち返ることができれば、予算と機能の比較で「ツールを検討する軸」を設定することができてくると思います。
とはいえ有料のSEOツールは導入により成果が上がるものではなく、戦略設計やレポーティングの手段でしか無いため、コストに対するリターンを明確にしにくい点で投資判断が難しいのではないでしょうか。
ハートラスではツール導入やSEOの戦略設計に関するセカンドオピニオンプランも展開しており、低価格で単発のコンサルティングから承り可能です。
ツール導入の投資判断を行う材料のご提案や稟議を通すためのご協力など、ぜひお気軽にご相談ください。
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