【5分でわかる】UI/UXとは?UI/UXデザイナーとは?

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「WEBサイトにおいてUI/UXは重要」というような会話がよく聞こえてまいります。
「正直、UIとUXの違いがよくわからないけどデザイナーに頼めば全部加味して作ってくれる。」と思っていませんか?
「UI/UX」は「デザイナー」のすべての人が理解し制作に落とし込んでいるわけではありません。
今回はUI/UXとはなにか、UI/UXを理解し落とし込めるデザイナーとはどういうスキルを持っているのかをご紹介いたします。
目次
UI/UXとは
UIとUXは文字を見ると似ていますが意味が異なるものです。
UIとはUser Interface(ユーザーインターフェース)略でユーザーとコンピューターの間にある表示やその方法です。
UXとはUser Experience(ユーザーエクスペリエンス)略でユーザーがサービス等によって得られる体験です。
例としてECサイトで商品を購入するとします。
これらが(UI)となります。
ユーザーがECサイトで該当商品を探し購入します。
そのときに
● ECサイトは初めて利用するがスムーズに個人情報やカード情報を入力でき、簡単に購入することができた。
● 即発送手続き完了のメールが届き明日には手元に商品が届くこととなった。
という体験をしたとします。これはすべてUXです。
もう一つ例を出します
会社でレーザープリンタを使い、出力を行うとします。
これらが(UI)となります。
ユーザーがプリンタで出力をします。
そのときに
● プリンタのインク残量をパソコン画面で確認することができるためインクの補充が楽になった
● タッチスクリーンの感度が高く素早く操作が行えた
という体験をしたとします。これはすべてUXです。
これらのようにUIとUXは全く別の言葉の意味をもっていますが、UIがあるからこそUXを得ることができるというような密接な関係であるといえます。
またUI/UXとはWEB制作の現場でよく耳にしますが必ずしもWEBサイト制作だけの話ではありません。人とコンピューターが介すことがあればどんなものでも必要となってきます。
UI/UXデザインとは
WEBデザインを分解してみます。
WEBデザインの中には先述したUI全体をデザインし機能美を追求する必要性と画像やテキスト表現等をデザインし装飾美を追求する必要性があります。どちらもバランスがとれていることがベストではありますが制作するものがどんなものかにより、どちらを優先すべきかということが変わってきます。
UIデザインを優先する例
アプリ、EC、自社サービス等は目的が獲得であることが多いため、よりユーザーの行動を追い、改善を重ねる必要があります。ユーザーが使いやすく獲得しやすい状態をつくるため機能美を優先する傾向にあります。
ビジュアルデザインを優先する例
コーポレートサイトやプロモーションサイト等は自社の理念や情報を伝えたり、発信内容に興味関心をいだいてもらう必要があります。どんなメッセージを伝えるのか、それを伝えるにはどんなビジュアル表現が良いのか、ということが鍵となってきますので装飾美を優先する傾向にあります。
先述したとおりUIデザインについては必ずユーザーという存在の意識が必須となってきます。
ユーザーへどんな良いUX(体験)を与えたらいいか。それを叶えるためどんなUI(接触面)にしたらいいのか。それを俯瞰して考えることがUI/UXをデザインするということとなります。
UI/UXデザイナーの必要スキル
デザインの歴史を振り返るとコンピューターを介するデザインが必要となってきたのは1994年にWindows95が発売されインターネットが普及された背景を考えると直近20年程度となります。
今までビジュアルデザインをメインとされていたデザイナーの方々がUI/UXデザインにもスキルの幅を広げるというケースも増えてまいりました。
それではUI/UXデザイナーとはどのようなスキルが必要となってくるのでしょうか。
1.ユーザー分析
UI/UXにとって必要不可欠な「ユーザー」について深く理解し分析する必要があります。
そのための方法の例として以下があげられます。
データ分析
Google AnalyticsやMA(マーケティングオートメーション)ツール等を使い数値でユーザーの行動を可視化させる。
ユーザー調査
サイトのユーザーに近い人物に実際サイトを利用してもらいその行動や感想を調査する。
アンケート
サイトを利用している実際のユーザーへ向けて使い心地や問題点等をヒアリングする。
2.論理的思考
ユーザー分析の結果なにが必要なのか、目的はなにか、目標はなにか、コストとリソースとスケジュールを明確にし結果どのようなアウトプットであるべきかということを説明する能力が必要となってきます。
3.視覚的コミュニケーション能力
プロジェクトメンバーへ自身の設計した内容を伝えるため視覚的にアウトプットする必要があります。
AdobeXDやSketch等のアプリケーションを使うことで自身の考えをより直感的に伝えることができます。
4.基本的なデザイン能力
ビジュアルデザインを従事していた方々は習得済みであるとは思いますが基礎的は色彩、フォント、レイアウト等の原則の理解が必要となります。
5.基本的なコーディング知識
エンジニアと共通言語での会話が行え、自身がデザインしたものを再現するにはどのような工数がかかるのかという理解が必要となります。
6.事業やサービスへの理解
サービスの一連の流れを理解し、そこで生じる問題点がユーザーに与えるインパクトが大きい場合、改善するにはどうしたらいいのか。上流工程で必ずでてくる議題です。サービスが自社であるならば理解は容易ですが自身が外部の立場である場合はクライアントとのコミュニケーションや業界への知識を養い、事業やサービスそのものに対してコミットしていく必要があります。
上記に上げたスキルをすべて習得する必要はありません。企業によってはディレクターやアナリストが上記の項目を部分的に担う場合もあるかと思います。大切なことは一連の流れを理解し、なんのために、だれのために、どのようなデザインがいつ必要であるかを認識しアウトプットすることができるかということです。
まとめ
今回はUI/UXの基礎知識からそれを担うUI/UXデザイナーに必要なスキルをご紹介しました。
UI/UXデザイナーのスキルというものは多岐にわたり実際列挙するとこんなに幅広く身につけることは難しいと感じることもあるかもしれません。
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